城跡と裁判所(19)那覇地方裁判所名護支部

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沖縄本島には那覇地方裁判所本庁のほか、沖縄市と名護市に地裁支部があります。ここ名護支部は沖縄本島の北側と離島を管轄する裁判所です。

その管轄地域の面積では本島の3分の2程度を占めていますが、管轄人口は12万人強で本島全体の10分の1くらいですから、都会化著しい那覇周辺と比べると過疎の進んでいる地域のように見えます。

 

さて、名護市内にも城跡はありますが、範囲を拡げて管轄区域内の城跡について触れたいと思います。もはや城跡と裁判所の関連性は全くないので、単に見に行ったというだけでしかありませんが。

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本部半島の北側、今帰仁村(なきじんそん)の山中に今帰仁城跡があります。

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今帰仁城は15世紀に琉球統一がなされるまで北山の中心として栄えていましたが、その後17世紀に薩摩の侵攻を受けて城自体は廃れてしまったようです。しかし、今も巨大な城郭は残存しており、眼下に海が広がる壮大な光景を眺めることができます。

 

うちから2000キロ以上も離れた場所で同じ法制度が通用していることは、それほど当たり前には思われません。

さすがに、名護の裁判所に用があったことはないですが、法務局に何か用があって郵送で手続をした記憶はあります。その時に、同一の法制度が遠くの地で通用していることの有り難みを感じたものです。

そうしてみると、国が統合されて同じ法制度が通用する地域が広いほど人の活動を容易にはしてくれます。ただ、この名護支部の管轄している本島北部地域は、振興策は色々と打ち出される一方で、基地の問題が色濃く陰を落としており、くまなく見て回っていると、特に昨今はその統合が揺らいではいないのだろうか、という懸念を感じます。

以上、見どころも少なくない沖縄本島北部に足を運ぶこともあるのですが、行く度に思うことは尽きないところです。