城跡と裁判所(8)最高裁判所

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最高裁判所は皇居、すなわちかつての江戸城のお堀に面した場所にあります。ちょうど桜田門と半蔵門の間のあたりということになりましょうか。

正面から見た絵は報道などでおなじみの構図かと思いますが、どうも、普通の建物ではない雰囲気を感じます。

なお、私は、この裁判所で口頭弁論が開かれるような事件に携わったことはありませんが、釧路弁護士会から「最高裁で逆転無罪!」といった事件を扱った弁護士が出たことも近年ありましたから、一度はそのような事件に携わってみたいものです。

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最高裁判所の建物を後ろ側からみるとこんな感じです。

やはり、普通の建物の感じではありませんね。「奇巌城」なんて揶揄する人もいます。

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ちょうど庁舎の工事をやっていました。

この看板を見ると鹿島建設が担当していますが、最高裁判所の庁舎と、鹿島建設には深い因縁があります。詳しくは、鹿島建設のウェブサイトの「ふたつの最高裁判所庁舎」(http://www.kajima.co.jp/gallery/kiseki/kiseki30/index-j.html)(リンクはしていません)をご覧頂くと良いと思います。

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これは裏側の棟になりますが、ここだけ見ると普通の役所の建物的な雰囲気です。一般の出入りはこちら側(西門)からするようです。

 

前述の鹿島建設のウェブサイトによると、「法と秩序を象徴する正義の殿堂にふさわしい建物である最高裁判所新庁舎の大ホールの床下には、

最高裁判所庁舎を東京都千代田区隼町四番二号に新築するにあたり、日本国における法の支配の確立と揺るぎなき国運を冀求してここに永世不朽の礎を鎮定する。』

という定礎の辞が収められている。」ということです。

 

さて、果たして、我が国の最高裁判所は、その定礎の辞のとおり、法の支配の確立に向けての役割を果たしてきているのでしょうか。

あるいは、そのような立派な定礎の辞も、床下にあって踏みつけにされ続けたりはしていないでしょうか。

大変気掛かりではありますが、最高裁判所には、その堂々たる建物にふさわしく人権保障の最後の砦としての積極的な役割を果たしていくことを期待したい、と願ってやみません。