城跡と裁判所(28)青森地方裁判所八戸支部

このところ、城跡や裁判所を新たに探索することがあまりなかったので、このシリーズの記事も更新していませんでした。

とはいえ、その間、どういうわけかこの件で新聞社やテレビ局から問い合わせがあったり、旅行に行くとその地の裁判所が気になるのでつい見に行ってしまうと言っている同級生がいたりしたので、各地の裁判所をめぐる旅というのも趣味としてはそんなにマイナーなものではないような気がしてきました。

職業病じゃないかという感じもしますが…。

 

八戸の市街地

ちょっと前置きが長くなりましたが、今回は八戸にやってきました。

八戸に来たことは以前にもありますが、その時の印象としては駅の周辺があまりにもパッとしないというものでした。これは、そもそも東北新幹線の八戸駅が街の中心にないのが原因だったようです。

 

市街地の中心に八戸城跡があるということで、とりあえず行ってみます。

この八戸城跡の横に市役所があります。このあたりに来てみて、やっと、東北新幹線の八戸駅は市の中心地にない、という重要な事実を理解したのでした。

ただ、裁判所はこの八戸城跡の近辺には見当たりません。少し街中から離れた方へ行くと、裁判所が姿を現します。

 

裁判所庁舎

設計事務所によると、「裁判所にふさわしい端正な外観デザイン裁判所の公平性をイメージさせるシンメトリーを基調とし、白い外装タイルにより明るく品位ある外観になっています。」ということです。

そういわれるとありがたみがありますね。思わず、「三階建ての白い箱物」と表現してしまうところでした。

 

根城

この裁判所の所在地は「八戸市根城9丁目」です。地名からも推測できるとおり、裁判所の近所には八戸城跡とはまた別の城跡が存在しています。

そこで改めて城跡探索に向かいます。

 

なかなか立派な空堀があります。

 

ずいぶん広々とした城跡になっています。「根城」と書いて「ねじょう」と読みます。

この城跡は、冒頭の写真に写っている南部師行が南北朝時代に造営したのが始まりなので、かなり歴史が古いです。最初に見た八戸城跡の方は、江戸時代に入って領主が変わってから本格的に造営され、その辺りが現在の街の中心地になっているようです。

そういうことで、八戸の裁判所は、非常に古い時代からの城跡の近くにあるというのが特色であるように思いました。